STEAM(スティーム)教育とは、デジタル文化に対応できる柔軟な考え方を育てる教育方法。
すでに、勉強して良い学校・大きい会社に入れば人生勝ちみたいな時代は終わりました……。

「パソコンは苦手」と会社でグチっているあの人のようにさせないためにも、いち早くSTERM教育を取り入れて変化についていける柔軟な子に育てましょう。

うちの子がGoogleで働く日がくるかも?!
本記事では、マニアックな内容はバサッと切り捨て、STEAM教育の要点をギュッとわかりやすく解説します。
本記事の内容は以下の通りです。
ぜひ最後までご覧ください。
STEAM教育とは?簡単に言うと思考力を高める教育方法


STEAM教育とは?簡単に言うと思考力を高める教育方法。
STEAM(スティーム)とは、Science(科学)、Technology(科学的な技術)、Engineering(科学技術による工作)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の5つを組み合わせた教育です。
受験のためだけの教育は時代遅れ!
「これからはIT分野で活躍できる能力が必要」であり、各教科を実社会で生かせる教育方法として文部科学省や、経済産業省からもSTEAM教育を推進されています。
STEAM教育は、将来に向けた人材育成を図るとともに、学生の課題解決能力を高めることが期待されています。



好奇心や「問題解決能力」を育てます
STEAM5つの科目がどのような役割を担っているのか見ていきましょう。
S:科学


STEAM教育のSはScience(サイエンス/科学)。
科学的に問題を解決する、柔軟な考え方を育てることが目的です。
実験や観察を繰り返すことで、なぜ?なに?を育てます。
T:技術


STEAM教育のTはTechnology(テクノロジー/技術)。
技術的な知識やスキルを学ぶことが目的です。
新しいものに好奇心を持って、自分に取り入れる柔軟な考えを育てます。
E:工学


STEAM教育のEはEngineering(エンジニアリング/工学)。
設計や製作に必要なスキルを学ぶことが目的です。
科学や技術をつかって、じっさいにモノづくりを学びます。
A:芸術


STEAM教育のAはArt(アート/芸術)。
自分の想像力を表現することが目的です。
たくさんの芸術に触れて、美しさや自由な発想を身につけます。
M:数学


STEAM教育のMはMathematics(マセマティクス/数学)。
問題を理解・分析・解決する力を身につけることが目的です。
感覚だけでなく、問題解決に向けて数値を用いて解決できるように育てます。
STEAM教育の事例を紹介


STEAM教育の事例・プロジェクトを紹介します。
日本の事例
日本では、2006年に文部科学省から「21世紀に求められる人材像」の一つとして、STEAM教育が重要性、2012年に「21世紀の未来型教育推進プログラム」を策定し、STEAM教育を推進するため議論が進められてきました。
文部科学省:学力・能力の向上を目指すための教育改革推進計画
具体的には、小学校や中学校において、プログラミング教育やロボット工作など、STEAM教育に関連する授業が導入されています。
Tech Kids School
小学生のためのプログラミングスクールで、技術を通じて子どもたちが創造力を育成するプログラムです。2013年に設立され、延べ3万人以上の小学生にプログラミング学習の機会を提供しています。
【公式】Tech Kids School【テックキッズスクール】
N Code Labo
小学生から高校生までの幅広い年齢を対象とした豊富なカリキュラムが勢揃い。
現役エンジニア講師による直接指導でネットでも通学でも、自分で考えモノを生み出すことができる、確かな実践的な力が身に付きます。
【公式】N Code Labo



僕もSTEAM分野の英才教育を受けたかった……
海外の事例
調べてみると、海外でSTEM教育が始まったのは2000年頃。(参照:STEM 教育の海外動向)
将来的に、アメリカのSTEM分野で人材が不足するという懸念から、政府として財政支援もしながら国の大きな課題として取り組んできました。
結果、現在では米国と日本ではAIやインターネットの分野において大きく差が開いています。



GoogleやAmazonなどアメリカの企業にはお世話になりっぱなし
アメリカで推奨されたSTEM教育に、「Art」を加えたのがSTEAM教育です。
STEAM教育教育はいつから取り組むべき?


STEAM教育の目的は、インターネットやロボットなどの知識を深めるだけではありません。
新しいモノごとに対応できる人材育成が目的であり、STEAM教育を取り入れるタイミングは早いほど効果が実感できます。
幼児から取り組むことで思考力を高める
考え方がやわらかい幼児期の学習は、考え方や好奇心を育てる大チャンスです。
教育といっても難しいことを要求する必要はありません。
たとえば、家にあるもので作る工作にもSTEAM教育が詰まっています。
自分の作りたい形にするために「試行錯誤」する
自分の作りたい形にするために「ハサミ」を使う
自分の作りたい形を「設計」する
自分の作りたい形を「色で表現」する
自分の作りたい物の「大きさ」を考える
STEAM教育は堅苦しいものではありません。



簡単なら取り組みたい
小学校での取り組み事例
日本の小学校ではまだまだ歴史の浅いSTEAM教育ですが、2019年末に文部科学省から「GIGAスクール構想」が発表されました。
簡単に言うと、全国の児童・生徒一人ひとりにコンピューターを普及させて「えんぴつ書き」のように当たり前のモノにしようという取り組みです。
実際に、小学1年生の娘は学校からタブレット端末を支給され、宿題でも活用されています。
- 日記
- 動画で共有したいことをアップ
- 音読動画のアップ
- 先生からの連絡
よくある質問
STEAM教材のおすすめは?家庭でできる通信教育からはじめよう


私が子供のころには、中学校から習っていた「英語」は現代では小3から習い始めるし、趣味の扱いだった「ダンス」は中学校の必修科目になっています。
もはや、STEAM教育は特別なものではありません。
特にSTEAM教育では、問題の答えを考えるやわらかい思考や、物事に興味をもてる好奇心が大切で、できるだけ幼児のうちから取り組みましょう。
私も、娘たちが楽しく将来の準備ができる環境づくりをサポートしていけるように学んでいきたいです。
おすすめ!楽しめるお手軽STEAM教育


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